今日明日とラグビーW杯の準々決勝が開催される大分。
会場は「大分スポーツ公園総合競技場」だ。
現在は「昭和電工ドーム」という愛称(?)がついている。
今年春、昭和電工がネーミングライツ(命名権)を得たのだ。
昭和電工は、いわゆる「地元企業」ではないものの、大分に巨大なコンビナートを持っており、日本製鐵(旧新日鐵住金)とともに、地元では知らない人はいないと思う。
私が大分に住み始めた2006年、件の競技場は「ビッグアイ」という愛称で呼ばれていた。
2002年、サッカーW杯の試合も開催されたので何となく知っていた。
私が大分に住み始めた直後、ネーミングライツが導入され、
「九州石油ドーム」となる。
その後、2010年からは「大分銀行ドーム」、今年から「昭和電工ドーム」へと変わってきた。
正直言って、こうも名前(愛称)が変わっていくことには些かの…
いや、ちょっと表現しきれない複雑な思いが湧いてくる。
命名権を得た企業は、それこそ「宣伝」など必要ないでしょ?
ただ、そうした企業でないと相当の金額を出せないし…
まぁ、企業名が全面に出たものを「愛称」と言うのはちょっとね…というのが正直な気持ちだ。お金を出している(いた)これら企業に対しては何の恨みも悪意もないのだけれど…。
私の周りで、わざわざ「大分銀行(大銀)ドーム」とか「昭和電工(昭電)ドーム」と正式な愛称(?)で言う人はまずいない、「ドーム」とひとこと言えば誰でもわかるので。
いまだ「ビッグアイ」と(つい)言ってしまう人も結構いるのだ。
私にたくさんのお金があって、命名権を得たら多分「ビッグアイ」にする(当初の愛称に戻す)んだけどなぁ…と、何度思ったことか。
それだけに、鳩サブレーの会社の決断には、何だかスカッとしたものを感じた。
ちなみに、ラグビー(サッカーもだけど)の国際試合では「クリーンスタジアム」規定なるものが適用されるとのこと、正式名称を使用しなければならないそうだ。
余談だが…
私の作品には一曲だけ、委嘱元の学校の生徒さんたちがタイトルを付けてくれたものがある。
作品に命名権、商売になるかな…?
いや、無理だな…。
(2019年10月19日)