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タグ: エルガー

「謎」はナゾのままでいい

エルガー 管弦楽作品集(5枚組)
ジョン・バルビローリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団、他
【CD 4】
創作主題による変奏曲「謎」
行進曲「威風堂々」 第1~5番
セレナード

イギリスの作曲家エドワード・エルガー卿(Sir Edward Elgar 1857-1934)の名前は知らなくても、「威風堂々」 (Pomp and Sircumstance) と題された行進曲は耳にしたことがある方も多いはず(この行進曲の第1番はイギリス第2の国歌とも称されるほどの名旋律)。

そのエルガーの作品の中に「謎」 (Enigma) という、管弦楽のための変奏曲がある。

エルガーが自ら創作したテーマと14の変奏から成っているのだが、それぞれの変奏にイニシャルが付されている(これが第1の「謎」)。

今日では、それらが何を表しているのかは解き明かされているが、エルガー自身が、「この曲の真のテーマは姿を見せない」と語っていることから、全体を通した大きなテーマがこの曲にはあるようだ(これが第2の「謎」か…?)。

エルガー本人は生前、これら二つの謎を自ら明かすことは無かったという。

第2の「謎」は依然不明のようだが、「謎」はナゾのままでもいいんじゃないか、という気もする。

確かに人間は、「謎」を解くことによって、進化してきた側面があると思う。

文化、芸術、学問、科学技術などなど…、これらの発達も、いわば「謎解き」にある…。

そう思うのだ。

一応音楽に関わる仕事はしているのだが、「謎」がある方が楽しい!!

すべての「謎」が解明されてしまっては、多分人生も楽しくないような気がしている。

まぁ、生命に関わる「謎」以外は、ほどほどに解明されることを願ってはいるが…。

(2006年)

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