普段、人様に背中を向けて仕事をする私、それでも時々は話をしなければならない。
演奏中は適度な緊張感を保っているのだが、この時ばかりは…。
声が上ずる、テンポは速くなる…。所謂「あがる」ってやつだ。
人はなぜ「あがる」のか…?
その理由はどうも医学的に解明されていないようなのだ。
誰かいい方法を教えてくださいませんか?
(ここだけの話、人様の失敗談がいいそうですが…)
「あがる」時ほど余計なこと考えてしまいます。余計なこと話そうとしてしまいます。
「落ち着け!! 落ち着くんだ!!」と思えば思うほど、どツボにはまる。
だから、緊張の極限にある人に対して私はあまり「落ち着いて!!」とは言わないよう心がけている。どうせ、「お前もな!!」と言われるのがオチですから…。
あるサイトにはこう説明されていた。
この「あがる」という現象は「失敗することを恐れる」ことからくる。そして「失敗をおそれる」原因は、「自分の名誉欲・自尊心」だそう(なるほどなるほど)。
しかし、冷静に振り返ってみれば、十分な準備ができていないとの自覚があるときほど「あがる」ことが多い(そこまで分かっているなら…ですよね)。
…と、何だか「落ち着き」のない文になってしまいまして…。
「落ち着け!! 落ち着くんだ!!」という声がどこからか聞こえてきそうだ。
(2007年)