クラシック音楽の分野では、いわゆるピリオド楽器による演奏や、その時代の演奏様式を取り入れた演奏が珍しいものではなくなっている。
私も時折楽しんでいる。
「フォルテピアノ」のことに触れた時(「「フォルテピアノ」の響き」参照)にも書いたが、刺激が強すぎる音楽、演奏が多過ぎて…(あくまでも、個人的なものだが)
古い音源を、最新ともいえる技術で復刻させることも多くなった。意外とこの分野は激戦模様のように感じる。しかも、驚くほど安い。ありがたい。しかし、懐は痛い。
音楽書も、「名著復刻」などを謳い文句にいろいろと出版されている。
これもありがたい。ただし、CDほど安くはない(笑)
こうして古いものに興味を持つ、惹かれるのはどうしてだろうか。
結局、「古いものだって新しい」ということだ。
そして、知れば知るほど、何か新しいことに出会うことができるのだ。
そう、「温故知新」。
今の私たちは大いに過去から学ばなくてはならない。
そこから、今の、そしてこれからの自分たちのあるべき姿を見出さないといけない。
何を学ぶのか…?
結局、人間は、紀元前から何も変わっていないということをだ。
(2015年6月19日)